2025.04.21
事例紹介
真の豊かさを問う、サステナブルツーリズム /プロラムの造成
- 着地型観光コンテンツ造成

アクセスに課題があるからこそ生まれる「特別な時間」
熊本市内から車で約3時間、福岡市内からは約5時間。天草下島西海岸は、決して交通アクセスに恵まれた場所ではありません。しかし、だからこそ喧騒から離れ、ゆったりと、じっくりと過ごすことを求める人々にとっては、特別な魅力を持つ場所です。
地域とともに「共存する観光」を目指して
株式会社くまもとDMCが取り組む「つくる」事業では、地域の人々と協働し、そこに根ざした文化や自然を活かした観光コンテンツの開発を行っています。今回のプロジェクトでは、地域のくらしと観光が互いに支え合い、自然資源とも調和する、持続可能な観光の在り方を模索しました。
舞台は椿の森——天草の豊かさを体感するプログラム
造成されたプログラムのフィールドは、天草西海岸に広がる椿の森。参加者は、地域に自生する椿の実を使って、非加熱・手絞りで椿油を抽出する体験を行います。さらに、椿の森を守り育てる地元の方とともに森を散策し、その営みや自然との関わりについて学びます。
自然と人とが織りなす“本質的な旅”へ
このプログラムは、単なる体験にとどまらず、自然と人とのつながり、地域の暮らしの尊さに気づくきっかけとなります。「観光とは何か」を見つめ直す機会を提供し、旅人と地域双方にとって心に残る時間を創出します。
くまもとDMCは、今後も地域の皆さまと連携しながら、その土地ならではの素材や価値を掘り起こし、ここでしか体験できない“ほんもの”の観光コンテンツを創造し続けます。