2025.04.22
事例紹介
国指定史跡・細川家関連遺産群を活用した高付加価値コンテンツの造成
- 着地型観光コンテンツ造成

歴史的資源を活かし、熊本を世界に誇る迎賓の地へ
株式会社くまもとDMCでは、地域の魅力を体験型観光へと昇華させる「つくる」事業に取り組んでいます。今回は、熊本が誇る歴史的資源である「細川家立田別邸・泰勝寺跡」を活用し、日本国内のみならず世界の賓客を迎える、上質な観光体験の創出に挑戦しました。
細川家の迎賓空間としての歴史と風格
熊本藩主・細川家の菩提寺であった泰勝寺は、明治初年に廃寺となった後、細川家の別邸として活用されてきました。現在もその屋敷や庭園、苔むす景観が静かに佇み、歴史の重みと風格を今に伝えています。
貸切による“熊本の粋”を体現するプレミアム体験
本プロジェクトでは、この立田別邸を特別に貸し切り、以下のようなプレミアムコンテンツを構成しました。
伝統芸能の鑑賞:能楽など、日本文化の粋を集めた芸能を間近で体験
伝統会席料理:熊本の旬の食材を使い、熊本城の本丸御膳を再現
呈茶体験:格式ある和のもてなしを通じて心を整える時間
庭園・苔園散策:静寂と美の調和がもたらす癒しの空間
高付加価値な観光コンテンツで、熊本の魅力を世界へ
この取り組みは、地域の歴史や文化を「ただ見せる」のではなく、そこに“触れる・感じる・味わう”体験として構築したものです。旅人にとっては記憶に残る非日常を、地域にとっては誇りと経済効果をもたらす新たな価値として、「つくる」事業の一つの成果となりました。
