「人吉復興ツーリズム」でくま川鉄道沿線の魅力を再発見!

豪雨災害にあった人吉球磨の復興支援のため、くまがわ鉄道株式会社(熊本県人吉市)、近畿日本ツーリスト株式会社(東京都新宿区)と連携し、「人吉復興ツーリズム:レールがつなぐ人・文化・歴史、くま川鉄道沿線ストーリーの磨き上げ」事業に取り組みました。

 

くま川鉄道は令和2年7月豪雨で被災し、全線運休が続いていましたが、2021年11月28日に部分再開(肥後西村~湯前間)しました。しかし、人吉温泉~肥後西村間は橋が流されるなど被害が大きかったため、現在も運休が続いています。その運休区間を活用したレールサイクル「くまチャリ」が行われています。

冬の間運休していたくまチャリですが、3月5日より運行を再開しています。詳細はこちら

 

本事業では人吉球磨の4高校(球磨工業・人吉・球磨中央・南陵)の生徒にご協力してもらいました。くま川鉄道沿線の魅力を活かした新しいツアーの造成を目標に、昨年7月から11月までの間にワークショップを数度開催しました。

株式会社くまもとDMCは、ファシリテーターとして参加し、高校生たちと共に「くま川鉄道沿線の魅力とは?」というテーマでアイデア出しを行ないました。

高校生自ら魅力あるコンテンツを体験し、アイデアを膨らませました。

運休区間の線路を活用したアクティビティ「くまチャリ」

また、高校生のおすすめ情報をもとにしたイラストマップが制作されました。

高校ごとに役割を分担し、モニターツアーで実施する内容を具体的に詰めていきました。その後、モニターツアーに向けて、生徒たちは独自に準備や練習を重ねていました。

12月には、県内外のお客様を招いてモニターツアーを実施。

高校生ガイドは緊張しつつも、うまく説明できています
モニター参加者たちも「くまチャリ」を満喫! 生徒たちは、事前の体験を活かしたガイドで参加者たちを楽しませていました

くま川鉄道にも乗車。車内では生徒たちが交代でガイドを担当し、参加者たちに彼ら目線で発見したそれぞれの魅力を伝えていました。また、南陵高校食品化学科の生徒たちが、自ら育てた鶏の卵を使用した手作りクッキーをプレゼントするなど、様々な形の魅力が詰まったツアーになりました。

クッキープレゼントのおもてなしは、参加者たちに大変喜ばれていました
面白いガイドに拍手喝采!
おかどめ幸福駅では、お客様をドリンクでおもてなし。こちらも大好評でした

 

ツアープログラムを作成する過程で、高校生たちも今まで見過ごしていたくま川鉄道沿線の魅力を再発見することができたようです。

当社でも、くま川鉄道沿線の観光資源の更なる磨き上げに取り組み、観光客の誘致を促進してまいります。